2016年10月21日
ホームページの目的からターゲットを考えてみる【ターゲットを決める】
ホームページのお悩みで、集客に困っているというお話をお聞きすることがあるのですが、その原因の一つに、ターゲットが明確に設定されていない、ターゲットが絞りきれていないというケースがあります。
ターゲットが絞りきれていなくては、ホームページの情報が一方通行(サイト訪問者は、その情報に興味がない)となり、ホームページ制作の目的を達成することができません。
では、どのようにターゲットを決めていけば良いかを考えてみます。
どうしてターゲットを絞る必要があるの?
ホームページを初めて作る時に良くあるのですが、いろいろな人に見てもらいたいがためにターゲットを絞らず、たくさんの情報を載せてしまうということがあります。
一昔前は、ホームページの数が少なかったため、特にターゲットを絞り込まなくても反応を得ることができました。
しかし、現在は数え切れないくらいのホームページが増えたうえに、人それぞれの価値観や趣味嗜好も多様となってきています。ニーズに合わない情報は必用とされません。
そのためにも、ターゲットを絞り誰に向けて情報を発信するか明確にする必用があるのです。
目的からターゲットを考えてみる
エステのホームページからお客様を集客することが目的の場合
例) Aさんのサイトのターゲットは、◯◯県◯◯市に住む20代〜50代女性
Aさんは、◯◯県◯◯市に住んでいる20代〜50代の女性の方に来てもらいたいと思っています。いろいろなお客様に来てもらいたいと思い、細かくターゲットを設定していませんでした。
この場合、ホームページに掲載する情報も、一貫性がなくただ詰め込んでいるだけなので、サイト訪問者は興味がわきません。
20代〜50代の女性といっても、人それぞれ価値観や趣味も全く違うので、ホームページの情報も誰に向けて発信するか決める必要があるのです。
例) Bさんのサイトのターゲットは、◯◯県◯◯市に住む、子育てが落ち着いてきた40代〜50代の女性
Bさんは、 ◯◯県◯◯市に住んでいて、子育てが落ち着いてきた40代〜50代の女性の方に来てもらいたいと思っています。
子育てが落ち着いてくる40代になると、シワやシミ、たるみを気にするような方が増えてきます。そのような方を少しでも助けたいという想いで、エステをはじめました。
ホームページには、40代女性ならではのお悩みを解決するための情報を掲載しています。
このようにターゲットを絞ることで、お客様の問題を解決するために最適な提案をすることができます。
ホームページでTシャツを販売するのが目的の場合
例) Aさんのサイトのターゲットは、おしゃれな20代女性で、おしゃれなTシャツを販売したい
Aさんは、自分がおしゃれとだ思うTシャツを、おしゃれな人に売りたいです。
しかし、「おしゃれ」の定義は、ひとそれぞれ全く違いますので、Aさん自身が思う「おしゃれな」情報を発信したとしても、一方通行となる可能性が高くなってしまいます。
この場合、Aさんは自分がおしゃれと思うTシャツは、どういうブランド、カテゴリ、系統であるということを明確にする必要があります。
流行を気にして109などで買い物するおしゃれに気を使う20代女性だったり、流行は気にしないけど個性的で一点ものにこだわるおしゃれな20代女性だったり、素材にこだわるナチュラル系のおしゃれな20代女性の可能性がありますので、ターゲットは細かく設定する必要があります。
例)Bさんのサイトのターゲットは、海外のハードロックバンドが好きな人で、海外のハードロックアーティストのTシャツを売りたい
Bさんは、海外のハードロックバンドが好きな人に、海外のハードロックアーティストのTシャツを売りたいです。
この場合は、ターゲットが明確に設定されていますので、海外のハードロックバンドが好きな人に向けて、興味のある情報を発信することで、Bさんのサイトは価値あるサイトとなっていきます。そして、BさんのサイトからTシャツを購入してもらえる可能性も高くなります。
まとめ
ホームページの目的からターゲットを考えることで、どのように情報を発信すればよいか見えてくると思います。
ターゲットを決める際、自分がどのような人の悩みを解決できるか、どのような人を助ける事ができるかを意識することで、ターゲットとなる人物を想像することができますね。
そして、ターゲットの地域・年齢・性別・収入・学歴・価値観・悩み・願望などを、具体的に細かく設定することができれば、ターゲットが必用としている情報を発信することができるようになります。